[ロード・オヴ・ザ・リング] SARUMAN THE WHITE & GRIMA（白のサルマン ＆ グリマ） [30-49]

※本商品は未組立・未塗装のプラスチック製ミニチュアです。

かつて「賢者の会議」の指導者であり、「白の評議会」の名を冠するその長でもあった白のサルマンは、オルサンクのパランティアを覗き込み、冥王の誘惑に心を蝕まれていきました。その結果、本来の高潔さを失い、イスタリの真の姿を歪めた裏切りの存在へと変貌してしまったのです。以後、彼はその膨大な知識と知恵を悪用し、冥王に匹敵するほどの軍勢を築き上げました。彼が裏切りの果てに最終的に何を望んでいたのかは謎に包まれていますが、かつての友であった灰色のガンダルフに魔術をもって挑み、さらに軍勢をローハンに侵攻させ、数千の命を火と剣によって奪うこととなりました。

グリマは本来ローハンの人間でしたが、富と権力の約束と引き換えに自らサルマンに仕えることを選びました。卑劣なこの裏切り行為によって、彼はセオデン王の側近へと取り入り、国に最も害をもたらす立場に身を置いたのです。ローハンに英雄的指導が必要とされた時期、グリマが放つ言葉は絶望と疑念を広めるものでした。大いなる器を持った王はその意志を奪われ、国が炎に包まれても玉座に座したまま無為に時を過ごすこととなったのです。戦士ではないグリマの真の力は、周囲の言葉や思考を歪め、賢者すらも勇気を失わせる狡猾さにあります。

白のサルマンとグリマ・ワームタンは、魔術と堕落の影響力を組み合わせた極めて効果的なコンビであり、彼らが率いるウルク＝ハイの凶暴さをさらに補完します。

このセットにはプラスチック製ミニチュアが4体収録されています。徒歩と騎乗のサルマン、グリマ・ワームタン、そして台座に据えられたパランティアが含まれます。付属ベースはシタデル製40mm丸型ベース×1枚と25mm丸型ベース×3枚です。ルールは『Armies of The Lord of the Rings™』に収録されています。